教科書的な私

こんばんは、町田で洋裁屋「繭」を営んでおります
山下まゆこです(*´◡͐`*)

無数に増える糸を、Amazonで買った糸立てに仕舞っていたのですが
大きなものの扱いに困っていたので
ダイソーさんになんとかしてもらいました。
なかなか使いやすくて満足!

*****

昔話なので、おヒマがあれば(*´◡͐`*)

大昔、美大目指してアトリエへ通っていた時期がありました。
当時の私は洋裁なんて全く興味なく
空間美術をやりたかったのでした(そういえば)。

それなりに楽しく通っていたのですが
ある日色彩の課題を出したところ
先生から「授業で紹介していいか」と声をかけてもらえたのです。
嬉しくて嬉しくて。
その課題、細かいところをやり直したりこだわったり
ほとんど寝ないで仕上げた自信作でした。

ほくほく授業に臨むと、先生は私のものと
もう1人の作品を並べて解説を始めました。

「こちらは、教科書通りのものだね。
色彩の課題、と言う感じ
もうひとつはいろいろな形と配置の発想がいい。
こう言うのが大事」

もちろん、教科書通りは私のもの。

その時のショックといったら( ̄▽ ̄)

アートの世界は、やっぱり人と違う発想が求められると思っていたので
教科書通りと言われて
足元に穴があいて、いつまでも落ちている気分になりました。

そしてガッツの無かった私は
次の課題がどうしても出来なかった。
思い描くことも、何もできなくて
提出日も手元には何もありませんでした。

何を作ったらいいのか
どうしたらいいのか
わからなくて
怖くて怖くて、そのまま美大受験から逃げてしまいました。

今なら、出来るかなと考えることがあります。
教科書通り上等
みんなに受け入れられるものが
すでに頭に入ってんだから!と
ポジティブに捉えることもできるようになりました(笑)。


洋裁を始めて、
売ることを考えたら?と勧めてくれた友達に
私が考えるものや作るものなんて
誰でもできるようなものだから
売り物になんてならないよ
と答えたこともあったなあ。

教科書通り。
意外と根深く残ってる。

そんな私は今、思いつくままに好きなものを作っています。
ありがたいことに
あなたの色合わせがすき
あなたの選ぶ柄がすき

そんな風に言ってくださるお客様がいます。

教科書通りから、変わったのか
やっぱり教科書通りなのか
それがいいことなのか
作り手としてダメなのか

よくわからないし、答えもないのですかね。

でも今、自分の作るものが
ひとつひとつ大好きです。

あの時諦めた世界とは違うけど
今、作ることができる環境に恵まれたことに
感謝。

長い文章になってしまいました。
たくさん出来上がっていくものを見ながら

たのしー!しあわせー!!と思ってた今日
ふとアトリエのことを思い出してしまったので…

お付き合いありがとうございました(*´◡͐`*)

cocoon.sew 繭

洋裁屋「繭」の山下 真由子です。 小物&雑貨、簡単な洋服を ミシンで作っています。

0コメント

  • 1000 / 1000